馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

日米の現在、ジャーナリズム冬の時代。

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 「名簿は破棄されたからワカリマセーン」って、それじゃあ逆に「桜を見る会」に極左活動家やテロリストが紛れ込んでいても、分からなくなるじゃん。
 あいちトリエンナーレ慰安婦像に怒っていた、税金の使い道に厳しい国民のみんな、今こそ出番、総力調査だぬ。

 

 安倍政権って、何から何まで雑なのに、本当に株価だけは奇跡的にいいんだよな。トランプ大統領もそうだ、マスコミが必死になって批判し、スキャンダルを報じても、もともと保守的でマスコミ不信のアメリカ人は、「だって株価がいいから」「失業率が改善している」と意に介さない。
 かつてウォーターゲート事件をスクープし、ニクソン大統領失脚につなげたボブ・ウッドワード氏の最新作が、トランプ大統領の側近が「小学生並みの知能」と語った話を書いても、全く支持に影響なし。愚かなのは知れ渡っているのに、数値だけで支持される大統領。

 最近では、週刊文春安倍内閣2大臣の首を取るスキャンダルを報じた。しかし、「自民党ベテラン議員の話」によると、「世論の反応は鈍い」と高をくくっていたし、直近のNHK世論調査を見ても、支持率はほとんど落ちていない。
 ジャーナリズム冬の時代。政治の腐敗を暴く、闇を明るみに出すといった、報道の王道が通用しなくなっている。