馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

大河ドラマ「いだてん」第39回の感想。

 

 ちゃんと当時の俗語を再現して、「ロスケ(露助)」とかいってる。ブレてないね。
 これまで戦争の悲劇を直接的に描写していなかった本作だけれど、今回はガッツリやった。間接的に、日本軍の加害も示す。
 なんか死にそうな流れだな~と思ったら、やっぱり死んだ。大河ドラマで鬱回だよ・・・。信長が死ぬのは恒例行事だったのに、現代になると、悲劇度爆上げする。
 一方、生存が確定している志ん生については、笑いを取ることを忘れない。「よく当たる占い師」に「生きてはいない」といわせ、田畑も出して、視聴者が思わずニヤリの演出。(それにしてもフィクションにマジレスしちゃいけないけど、この占いオバサンの逆張りでギャンブルすれば、億万長者だな。)