馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

雑記。英語のシンプル化について。

togetter.com

 先日、英語の変化についてコメント欄に書いたけど、本から裏(裏付け、ソース)が取れなくて、ブログ記事にできなくなった。

 大野晋「日本語練習帳」によれば、英語にも敬語にあたる丁寧な言い回しがあるらしい。だが、現在の英語にそういった表現は見当たらない。
 アメリカは周知のとおり、異なる人種・文化の集まる移民社会であり、イギリスの方も、旧植民地から移民が流入し、英語が国際共通語になった関係から、多民族でごった返すようになった。
 日本語の複雑な敬語表現が「守られている」のは、日本に外国人が少ないからではなかろうか(昔より増えているとはいえ)。近年、急増する外国人労働者などにあわせて、「簡単で伝わりやすい日本語」を模索する試みが、一部の自治体や病院で行われている。
 医療関係は専門用語が多くて堅苦しいし、災害などの緊急時に伝わりにくい言葉だと、生死にかかわる。文化が違う人に伝えるためには、堅苦しくない、率直でシンプルで覚えやすい言葉遣いが必要になるのだ。

 私としては、文化が違って英語を母語としない人が増えたことが、英語を単純にした理由だとにらんでいる。(しかし調べるのがめんどくさいので、手を付けていない・・・。)