馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

今振り返ると、「世界現代史」の方でよかった。追記あり。

 本の雑記。山川出版社の「新版世界各国史」をいくつも持っているけれど、今から考えれば、ほとんど「世界現代史」シリーズでよかったな。多くは近現代目当てで買い、今でもそれ以前のところを読んでいなかったり・・・。
 そうなると、まず、世界現代史の方が安い。高くても、新しい本の方が、最新の研究が載っていると思った。が、山川の本は保守的なのか、20年くらいじゃ基本的な記述が変わってない。
 ただし、年月が経って地域区分が変わったのは、良かったと思う。「ソ連現代史」にまとめられていたポーランドバルト三国が、「ポーランドウクライナ・バルト史」になったり。(旧「世界各国史」の方はよく知らない。)
 ちなみに、新版各国史シリーズの「アフリカ史」は、現代部分が薄いので、アフリカ現代史(1)~(5)が今でも重要。

 

  追記。

 4巻もある「東南アジア現代史」に対して、安上がりに済ませたいなら、岩崎育夫「入門 東南アジア近現代史」(講談社現代新書)をすすめる。

ポーランド・ウクライナ・バルト史 (世界各国史)

ポーランド・ウクライナ・バルト史 (世界各国史)

 

 

 

アフリカ現代史(1) 総説・南部アフリカ (世界現代史13)

アフリカ現代史(1) 総説・南部アフリカ (世界現代史13)