馬と鹿と野と郎の日記

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

今の野党、特に立憲民主党に足りないのは、マクロ経済政策だ!

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 この記事によると、自動車部品メーカーに勤める30歳の男性は、民主党時代を「円高や株価低迷の記憶が強く残り、「暗い印象」が染みついている」といい、兄二人は「安倍さんが交代して株が下がったら困る」と語っている、という。
 民主党議員が、非正規雇用の若者を交えて、ワーキングプア問題を議論したトゥギャッターのまとめでも、コメント欄では「民主党政権円高を放置していたから・・・」といったトラウマ語りが目立った。
 確かに株価は、現在2万円以上を維持していて、1万円割れまで言った民主党時代よりは安定している。安倍政権支持者の何%になるかは知らないが、「円高や株安が心配」という人は、確実にいるようだ。
 この点については、日本再建イニシアティブ「民主党政権 失敗の検証」も、「民主党政権の発足時から「足りない」と批判されてきたのが、マクロ経済政策である」と指摘している(113ページ)。総合的な経済・金融政策の不在が、東日本大震災といった不幸に直面する中で、円高・株安という形でもろさをさらけ出した、といえよう。
 対して立憲民主党など、野党のマニフェストを見ると、マイノリティーの権利向上など、「各論はあるけど総論が弱い」という印象を与える。
 とりあえず野党各党は、「民主党時代のように、円高・株安にならないか」という不安にこたえなければいけない。私をふくめ、リベラル派はついつい与党批判ばかりしてしまうんだが、それでは野党の支持が伸びないんだな。

 

民主党政権 失敗の検証 - 日本政治は何を活かすか (中公新書)

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