馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

2018年流行語大賞、雑感。追記あり。

 

 

 大賞は「そだねー」。個人的には「大迫半端ないって」の方が流行ってた印象で、大賞間違いなしだと思ってたんだけど、ネットあんまり見てない人からすると、「そだねー」と甲乙つけがたいのかな。(半端ないってbotというのはあったが、そだねーbotというのは見なかった)
 「ご飯論法」で紙屋高雪さんが、上西充子氏と共同受賞。昔からサイトを読んでいた人が、今になって流行語大賞を受賞するというのは、感慨深いものがある。
 ツイッターで検索すると、「サヨクのねじ込み」とか「ごり押し」と避難ごうごうだが、野党や左翼をおちょくるたとえ話ばかりで、誰も具体的に「この安倍総理の答弁はごまかしではない」と反証できていないのは象徴的。当の安倍支持層が、一番安倍総理の答弁なんてチェックしてないんじゃないかな。

 少なくとも「ご飯論法」で受賞した紙屋高雪さんや上西充子さんは、議事録から引用までして「これはご飯論法だ」と批判しているわけで、まずそれを読んでよ。それから批判してよ。
 流行語大賞には批判が絶えないが、そもそも流行ったとか流行ってないというのが主観的なので、数名の審査員で選ぶことに無理があるともいえる。もっと定量的な根拠を求めるとすれば、最近はやり(?)のテキストマイニングのように、新聞やツイッターで使われた回数をはかったりしたらどうだろうか。

 

 追加。関連まとめ。

 「ご飯論法」の名付け親として受賞されたのは、このような方々:上西充子(法政大教授)、紙屋高雪(ブロガー・マンガ評論家)/紙屋氏は本名の「神谷貴行」で福岡市長選にも出馬(共産党市議団事務局長)と毎日新聞 - Togetter

 昨日「『ご飯論法』への具体的批判がない」と書いて、詳しくツイートをチェックしたわけでもないので拙速だったが、このまとめでも具体的批判は以下略ちゃん氏とわたぼうし氏くらい。あとは「サヨクだから、共産主義者だからダメ」と思わせたい無内容なツイート。「ご飯論法」への具体的批判がもっとあるなら、追加してほしいが・・・。