馬と鹿と野と郎の日記

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

治安維持法と朝鮮人


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 この前、NHKの「ETV特集」でも扱われた治安維持法治安維持法について詳しくないのだけど、筒井清忠編「昭和史講義2」(ちくま新書)の第2講「治安維持法 国際的比較の視点から」が読みやすい。
 全20章(20講)のうち1章だけなのだが、「さらに詳しく知るための参考文献」もついていて、入門にいい。ETV特集に出ていた荻野富士夫氏や水野直樹氏、内田博文氏の著作も参考文献にあげられている。

 ナチ・ドイツにも、治安維持法のような共産主義者等を過酷に取り締まる法律があった。しかし、日本の特徴は思想犯を死刑にせず、彼らの内心にも国体観念があると信じ、「日本精神」に回帰させるための思想教育を行った点にある。これはゲシュタポ長官のヒムラーを驚かせた。(42ページ)
 ただし、ETV特集でもふれていたように、朝鮮人に対しては思想犯罪単独で死刑になるケースもみられた。「内鮮融和」とか「内鮮一体」といいながら、朝鮮人を「日本人」とみなしていなかった証拠の一つだろう。

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立憲主義をわかってないのは若者なのか、それとも多くの大人なのか。 追加、教育勅語。 - Togetter

犬沼トラノオ on Twitter: "最近買った本。ちくま新書はクオリティーが落ちたと思っていたが、これは骨太で面白い。とにかくさまざまな説と文献を紹介しているのも、入門書としていい。… "

犬沼トラノオ on Twitter: "ここで目次が見れる。
筒井清忠編「昭和史講義2」
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