馬と鹿と野と郎の日記

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

生活保護受給者と、大企業の社長の違い、みたいな。

inunohibi.hatenablog.com

 ちなみに、生活保護をたたく人は生活保護受給者が「いかにろくでなしの、クズばかりか」を熱心に説き、逆に貧困層や生活困窮者を支援する人は、「彼らがいかに苦労し、善良で普通の人たちか」を強調する。私の考えは、生活困窮者をもっともっと支援すべきと考えるが、支援する多くの人とは考えが違う。
 私はソクラテス哲学の流れでこう考える。生活保護受給者は、確かに甘えていたり怠けていたりするのだろう。しかしそれは、無職で生活保護受給者よりもはるかに偉く、通常責任が重いと考えられている人々…、たとえば国会議員や、大企業の社長・会長も一緒。
 国会議員だろうと、大抵は無能、バカ、給料泥棒のろくでなしであり、本当に優秀な人はわずかだ、と思う。たとえば、「21世紀の資本」で有名なトマ・ピケティ氏は、富裕層のほとんどが、ビル・ゲイツスティーブ・ジョブズのような才能があってそれを活かして成功したというよりも、親から受け継いだ資産とそのちょこちょこっとした運用で儲けていることを指摘している。日本でいえば、大企業や議員も世襲ばっかりだね。
 今自民党ホープになっている小泉進次郎議員だって、ハンサムな顔と「小泉元首相の息子」という七光りがなければ、「未来の総理候補」とまで持ち上げられないはずだ。参院のめちゃくちゃな定数増案にも賛成しやがったし。日本人のプリンス好きは常軌を逸している。
 ソクラテスに言わせれば、人間の賢さなんて取るに足らぬ違いしかありません。「自分だけは賢い」と思って生活保護受給者に向ける義憤に満ちた怒りを、少しは見つめなおそう。