馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

「血の墓場」とステイゴールド

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 ステイゴールドは競争成績もドラマチックだったが、種牡馬として成功したことは本当に驚くしかない。メジロマックイーンが母の父で成功したことはわかる。セクレタリアトの例もあるしね。けどまさか、ステゴが・・・。
 日本の競馬界は「血の墓場」といわれるほど血統のはやり廃りが激しいが、日本で失敗した種牡馬のパターンといえば、だいたい(日本の軽い芝に適性がない)重厚な長距離血統だった。晩成で長距離型というサイアーライン途切れること待ったなしの血筋で、よくもまぁ三冠馬が出たものだ。(しかも父親に似ているのもはっきりわかる。)
 (※セクレタリアトは、アメリカの三冠馬アメリカの競馬史上、最高の馬とも評される。現役時代はぶっちぎりで強かったが、長距離タイプの血統が災いしたのか、種牡馬としては不振を極めた。しかし母の父としては、豊富なスタミナを伝えて命脈を保つ。)