アニメ「アホガール」。3話まで見た。
主人公の女子高生・よしこはアホである。それも、すっかり確立した「残念な美少女」といわれる萌えのコードから外れて、「本当に残念」というレベルにまでアホが特化している。古典的な、記号的馬鹿キャラ。
今時「バナナが好き」という設定で、「サル並み」という登場人物の評価を強調するとか、絶滅危惧種のようなネタがすごい。
ただ、「娘がアホなんで、いい男と結婚してくれなきゃ(自分の)老後が心配」という母親(暴走体質)とか、世相を反映したちょっと今風の描写も。
よし子はひんぱんにパンツ丸見えになる(後先考えず、アホだから)が、サービスシーンというより、制作者が「おら、興奮してみろ」と挑発している気がする。
「馬鹿だからかわいい」と「ヘイトを集める馬鹿」の違いって、どこで生まれるんやろ。そんなどうでもいいことに思いを馳せたり。