馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

韓国に対して、「過敏症」ではないか。

headlines.yahoo.co.jp

 韓国の文在寅・新大統領が、慰安婦問題について「法的な責任を負い、公式に謝罪すること」を求めた。ツイッターまとめサイトでは「またか」「また蒸し返された」という嘆きや呆れの声でいっぱいになっている。
 しかし、文大統領は、一方で「ただ、この一つの問題で韓日関係の進展が妨げられてはならないと強調した」といっているので、慰安婦問題の進展を首脳会談の条件にした朴槿恵大統領とは、一線を画している。
 日韓合意で「最終的かつ不可逆的な解決」とうたわれたものの、もとより、慰安婦問題のような複雑で微妙な問題に完璧な解決などあるのか、と考えることもできるし、当面日本政府としては、慰安婦問題を棚上げして日韓関係を改善することもできる。
 このくらいの要求ならば、政府が先頭に立って主張するかどうかは別として、台湾やフィリピンの慰安婦支援団体も言っている。「韓国だから解決する気がない」というのは、誇張が入ってないだろうか。韓国に対する「過敏症」かもしれない。