ふーむ。私も過敏性腸症候群だけれど、この病気は「特効薬がなくて、整腸剤でしのぐしかない」というだけで、「我慢しても大丈夫」というわけでもなんでもない。
今から振り返ると、おそらくインフルエンザを併発して、脳炎や命の危険があったんじゃないか、というときも。
そういうときほど判断が鈍ってしまうのか、ただじっと耐えて、体力が回復するまで病院に行かなかった(行けなかった)。代理を頼んで病院に行ってもらう、という知恵もなかった。
そういえば、先日見たまとめによると、「小さいときはクーラーのない教室でしっかり勉強できていた。甘えさせたらいかん」という愚かな市議の発言があったらしい。
「小さいとき」が具体的にいつを指すか不明だが、昔より日本人の平均寿命は伸びているし、乳児死亡率その他、国民の健康を測る指標がほとんど全て改善している(ただし、睡眠時間などいくつか例外はある)。
安倍政権のもとで悪化しているデータ、日本人の睡眠時間。その他いろいろ。 - Togetter
主な理由は、医療技術の進歩と説明されているが、昔よりエアコンが普及しているわけだし、たぶん昔より「我慢」の文化が流行らなくなっているし、ということは、エアコンを付けたり我慢しない方が、寿命を延ばすのではないか。
「我慢強いと死ぬ」というのは大げさかもしれないが、「我慢強いと、寿命が縮まる」といえよう。あるいは、人によっては運悪く死ぬ。猛暑の下で運動していても、誰もが平等に熱中症で倒れるわけではない。「自分は昔大丈夫だったから・・・」と安易に判断してはいけない。