馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

「ソウナンですか?」と被っていたんですか?(「Dr.STONE」の感想)

 アニメ「Dr.STONE」の5話後半、過去回想に入って、主人公が火を起こしたり動物を捕らえる過程は、今期アニメ「ソウナンですか?」と被っているらしい。いや、「ソウナンですか?」を見てないので、人がそう言っているのを聞いただけ。

 
 それにしても、主人公・千空の目覚めをプロローグの終わりに持ってきたのは、目立たないながらファインプレーといえよう。自作に自信がありすぎると、「ここから面白くなっていくんですよ!」などと思いがち。が、そんなプライド(=傲慢)を一切排除して、すぐに見せ場を作る稲垣理一郎氏原作のプロ根性にたまげるわ。

 
 で、アニメ「Dr.STONE」7話。早速「雌ライオン」とか「ゴリラ」とか、散々な扱いの美少女コハク。ちなみにライオンは肉食、ゴリラは草食で、習性はだいぶ違う。
 そして初登場、クロム。普段はお調子者、決める時は決める性格。幼なじみ美少女とのツンツンしたやり取り、成長要素・・・など、一昔前だったら、こいつの方が主人公になってそうなキャラ。しかし、本作では濃過ぎるメンツに埋もれてしまうのか、人気投票では(活躍の割に)下位だった。