馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

漫画「Dr.STONE」(稲垣理一郎氏、Boichi氏作)を読んだ感想。

 イヤ~、面白い。弟Aがアニメ版を見て「Dr.STONE」の面白さに目覚め、コミックレンタルで一気に借りてきた。私もそれを読んでいる途中。
 稲垣理一郎氏原作漫画は、「アイシールド21」も読んでいたが、そこから正統進化してるって感じだな。アイシルはアメフトを知らない、興味がないという人でも面白く読めるつくりになっていたが、ドクターストーンも、科学に興味ないし、細かいことはわからない、という人でも、なんとなく楽しめるようになっている。
 アイシルヒル魔先輩の知略を尽くした戦い方にワクワクさせられたが、あくまで「アメフト」というスポーツの範囲内だった。ドクター・ストーンは、SF世界で話が「なんでもあり」になり、スケールがアップして面白さもパワーアップ。

 なんでもありになると、むしろ散漫になりがちだが、そうならないのがすごいところ。
 稲垣原作らしい、アイシルの長所も引き継がれている。まず、キャラ付けが極端(こんな高校生絶対いねーよ!)なんだが、そのためキャラクターの行動が分かりやすいし、「頭脳チート」や「体力チート」の活躍にそう快感があって、少年漫画らしくなっている。リアリティーを求めすぎると、チマチマしてしまうからな。

 (※以下、ネタバレ注意。)

 
 千空が頭をゴキゴキしていたことが、伏線だったとは…。みんな、ただキャラを立てるためのクセだと思うじゃないですか…!

 (つづき→)

inunohibi.hatenablog.com