馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

得票数・得票率で見る、参院選の総括。追記あり。修正あり。

 比例代表の得票数を見てみる。政党別の比例は、政党の人気を直接表しているといえるからだ。
 投票率が下がったので、概してどの政党も得票数は減っているのだが、自民は約1770万票、公明は650万票。野党勢力は、立憲、790万票、国民、340万票、共産、440万票、社民、100万票、れいわ220万票。
 得票率は与党48%で、野党4党は33%(れいわもふくめれば、38%)。
 最近、朝日新聞の書評で、「自公政権とは何か」(ちくま新書)という本を紹介していた。自民と公明は、政策や思想が違うのに、実にうまく、緊密に選挙協力をしている。野党共闘といっても、野党は自公ほどうまく協力や連携ができていないために、得票数以上に差が開いて敗北している。なんとかならんものか・・・。
 「自公政権とは何か」は、選挙制度改革をふくむ政治改革の必要性を示唆している。

book.asahi.com

 追記。※注。

 ただし、参院選比例代表は、個人名でも投票可能。先週土曜日の池上彰さんの解説番組でも言っていたけど、衆院選では比例の個人名投票はない。ややこしいな。

 今朝の新聞には、「政党名での得票」表もあったが、大事なのは個人名ふくめた得票総数なので、参照しなかった。

 関連記事

 悪夢の大阪。2019年夏、参院選の結果。 - 犬沼トラノオ日記