馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

リテラと噂の真相

 リテラに対しては、色々と批判も多い。なんで嫌われてんのかな、と思っていたら、運営責任者が「噂の真相」(現在、休刊)副編集長の川端幹人氏だった。合点がいっちゃったわ。
 噂の真相も、主に保守的な人から嫌われていた。「嘘か本当かわからないあやふやな情報を載せるな」などといわれていたが、実際雑ではあって、中沢新一「はじまりのレーニン」に「何々と書いていた」っていう記事があったんだけど、全部読んだ自分からすれば、そんな記述はなかった、ということを覚えている。
 しかしまぁ、岩波の「世界」とか、左翼系の論壇誌は行儀が良すぎて堅苦しいし、朝日は「ねつ造」「デマ」といったバッシングにおびえすぎている印象がある。そんな中、一つくらいああいう雑誌があってもいいんじゃないの、という気がする。何か間違いがあると、ソースとして使えなくなるんだけど…。