こんなデタラメな安倍政権だけれども、一方で失業率や自殺率といった指標は改善を続けている(ただし、数値上は民主党時代にも改善している)。不思議なことだ。言動を脇に置いといて、指標からうかがえる社会の安定性から、安倍内閣も安泰なのだろう・・・。
意図してやっているわけではないだろうが、安倍内閣は天才的な分割統治をおこなっている。生活保護の切り下げや、精神障碍者への給付金削減で、社会的弱者をさらに痛めつけつつ、保守的な中産階級の心をうまくつなぎとめている。
最近では、静止画ダウンロードの違法化(スクリーンショットふくむ)法案が、保守・リベラル問わずナーバスな反応を引き起こした。そりゃそうだ。イデオロギーの違いを超えて、ネット文化が壊滅しかねない悪法だから。
しかし安倍政権の是非をめぐって鋭く対立してきたネットでは、横断的に反対のために連帯したり団結する気運もない。見事に各個撃破されている。
運が良ければ、サマータイムのように立ち消えになるだろう。悪ければ…。