座間市の事件で、政府がツイッター規制を検討しているというニュース。「ツイッター規制」という見出しだけを見ると、的外れでびっくりするが、本文には「(2)自殺に関する不適切なサイトや書き込みへの対策強化」とあり、ツイッターの中の自殺や犯罪につながりそうな書き込みということ。
ミスリードされる見出しには、本文を熟読しない的外れな反論も現れるもの。「ツイッターが事件を起こすわけじゃない。ツイッターの問題ではない」という反論がチラホラある。
包丁が人を殺すわけではないが、裸の包丁を持って外を出歩く人は、すでに銃刀法違反の対象になる。SNSというのも、鍵をつけない限りオープンスペース。家の中ではなく、町の道路にいるのと同じ。安易な反論では、選別的な規制論に太刀打ちできないだろう。
そして自慢ではないが、私はこういう事態をすでに見越した記事を書いていた。たとえばこれ。
http://inunohibi.hatenablog.com/entry/2017/06/16/111637
共謀罪は「一般人は対象にならない」といわれ、「極左」「テロリスト」の連中だけが摘発されるらしい。ツイッター規制も、「自殺をあおる犯罪的な奴ら」だけが規制されるだろう。それが、日本国民が支持した自民党政権だ。