馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

あまりにも小さい、小さい文在寅大統領と韓国政府。

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 トランプ大統領と文在寅大統領の晩さん会に、韓国人元慰安婦も招待した件。例によってツイッターでは冷笑されたり、うんざりされたりしているわけだが、「慰安婦問題は人権問題」と訴える日本・韓国の左派の人にとっても、あまりに矮小な話でびっくりしている。
 つまり、韓国の左派運動や左派政治家は、日本の帝国主義とともにアメリカの帝国主義も批判してきたわけだ。トランプ大統領こそ、まさにアメリカの横暴を表す人物なのだから、その言動を注意する度胸でもあればいいのに、やることは「トランプさん、慰安婦問題を日本に強くいってくださいよ」だ。

 日韓慰安婦合意は、アメリカの後押しで結ばれ、アメリカのお墨付きを得ているのだが、オバマ元大統領のやることなすこと気に食わないトランプ氏なら、一縷の望みがあるかもしれない。しかしイラン核合意などで「オバマ政権からのちゃぶ台返し」が批判を浴びる中、「トランプ氏にご注進」とは恥知らずな話だ・・・。
 まぁ韓国は、廬武鉉政権の時アメリカに批判的だったら、在韓米軍の撤退をちらつかされて焦った、という苦い経験がある。「日本にごちゃごちゃ言えても、アメリカには強いこと言えない」という力関係が出ていた。廬武鉉元大統領のスタッフだった文在寅氏も、悪い形でそれを引き継ぐということだろう。