犬沼トラノオ日記

「・・・ところで、ご存じですかね、アルジェリアの総督の鼻の下には、瘤があるのを?」(ゴーゴリ「狂人日記」)

アニメ「魔法陣グルグル」第12話 感想

 コパール王国編終了。
 ニケが火の剣をマスターし、ほら話の「目玉焼(サニーサイドアップ)」を現実のものにする。普通ならご都合主義展開になるところを、ばっちり伏線を回収しているので、「それが勇者」とオチが付く力技。ちゃんと笑えるし、ギャグとシリアスが両立していて、このころの衛藤ヒロユキ先生は絶好調だった。
 何気にニケが、はじめて勇者らしい活躍をしていると思う。これまでは、ノコギリ山でカセギゴールドのトドメを刺したくらいで、決め手はいつもククリのグルグルだった。
 衛藤氏は、巻末のおまけ漫画や、「グルグルランド」の楽屋話を読むと、「計算して描いてない」ということをしきりに語っている。
 一方で、トマとアダムスキーの新アイテムが未完成に終わるし、ルンルンがニケとククリのもとにやってきた理由は結局何だったんだのか、よくわからない。計算していないのは本当なんだろうな。それがはまる時はすごいはまる。
 アニメについては、ククリがすそを踏んでジュジュがフォローするシーンがなくなったので、「クーちゃん」と言い出すのが唐突だった以外は、まぁ良かった。