「にけや」の流れには、細かい突っ込みどころがある。ガタリがやすやすと啓示をしたがらないのはいいとして、なぜ大金を吹っ掛けたのか。人間嫌いで山奥に住んでいるのに、金を使う機会があるのか。また、ケムケムが家に運んできたアイテムは、ニケたちの自由にさせているし、気前がいいんだか悪いんだか、よくわからない。
けれど、「にけや」のてん末とその後判明するオチは面白かったし(このアニメだと次回)、作者が「にけや」をやりたかっただけ、ということかな。
まぁそれは気にしないとして、オヤジのわきの下おにぎりは危険なギャグだった。私の母は、ギャグの面白さと衣装などのポップなセンスに感心して、私が持っていたグルグルのコミックスを読んでいたが、「生理的にダメ」と脇の下おにぎりに激しい拒否感を示して、読むのをやめてしまった。