野田サトル「ゴールデンカムイ」 7巻を読む。

 巻が進むにつれ、何でもありになってきた。競馬場。馬券が当たって調子に乗る白石。杉元の仲間・キロランケが、成り行きでジョッキーになる(成り行きでやることか?)。ここまで何でもありだと、いっそすがすがしい。

 白石の変顔が面白すぎる。変顔のレパートリーが天才的。1巻の時に、「絵は別にうまくない」といってしまったが、格闘シーンは迫力あるし、動物のち密な書き込み、豊かな表情(かわいい仕草も、見てきたようにリアル)も素晴らしい。美男美女の立ち絵が、相対的に平凡か。

 コメディリリーフ白石も、脱出術に関しては常人離れしているのだが、登場人物がどいつもこいつも常人離れしているので、相対的に「役立たず」扱い。競馬で金はすったが、杉元から「必要な額の金が手に入ったからって、「一抜けた」なんて、そんなこと・・・」というかっこいいセリフを引き出す。おいしいキャラだ。