一つだけ言ってみたい。
人間そのものが面倒なのだ。人間のめんどくささに比べたら、国や文化の違いなど、わずかなめんどくささの違いでしかない。
新聞は軽減税率に向き合うべき。
かつて池上彰氏も、「食品と新聞“だけ”軽減税率の対象になること」のあいまいな基準や不可解を指摘していた。そのコラムは、朝日に掲載を拒否された、ともめたような記憶もあるが…。
しかしまぁ、池上氏でも湯浅氏でも、ジャーナリストとしての心があり、多少気兼ねせずに物申せる立場であれば、誰でもいえることだ。
朝日のゼネラルエディターによると、『民主主義を支え活字文化を守るためには、知識への課税は最小限度にとどめるべきだ』という。なんか建前というか、きれいごとすぎますね。だったら、軽減税率で消費税0%でもいい。しかしそこまで主張し、実現してしまうと、「財源の穴埋め」として他への課税が重くなって、暴動でも起きるだろう。とにかく世間の批判をやり過ごすには、ふれない、目を背ける、ということじゃないですかね。
新聞は軽減税率に向き合うべき。
いにしえ(?)の電波ソング
「マンガ図書館Z」で面白そうなやつ。
絶版マンガを無料公開している「マンガ図書館Z」でよさそうな漫画を探したら、「ホセ・リサール」というのがあった。あの、スペインの植民地だったフィリピンで、英雄になったリサールの漫画か~。あったんだ。これは読んでおかねば。
ホセ・リサールというと、日本人にとってはなじみがない歴史上の人物だろうが、フィリピンでは「リサール・デー」とか「リサール法」が存在するくらいの偉人。
リサール デー - フィリピンのイベント・お祭り|エクスペディア
すでに知っている作品としては、「栄光なき天才たち」がオススメですね。提供出版社が集英社ではなくゴマブックスとなっていて、全話が収録されていない。比較的長いエピソードが中心。円谷幸吉の生涯は、悲しく、重い。
紙幣の基準
どういう基準で、紙幣の肖像は選ばれているのか。その時々の風潮というか、時代のを流れは感じる。
昔は板垣退助に伊藤博文、聖徳太子と、政治家・政治指導者だったが、やがて福沢諭吉や夏目漱石のような文豪または思想家になった。
樋口一葉が5千円札に選ばれたときは、「初めて女性」と話題になったことを記憶している。今度の津田梅子は、引き続き女性枠であり、また、女子教育の普及者ということで、大河ドラマ「八重の桜」や朝ドラ「あさが来た」のような近年の注目を反映しているのでは。
そして実業家、経済人から渋沢栄一。他にエコノミストの評価が高い人物としては、高橋是清元蔵相などもいる。が、朝日新聞が財務省に取材した記事によると、選択基準として「政治家や軍人を外す」という。一応そういう配慮をしているんだ。