馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

新聞は軽減税率に向き合うべき。

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 かつて池上彰氏も、「食品と新聞“だけ”軽減税率の対象になること」のあいまいな基準や不可解を指摘していた。そのコラムは、朝日に掲載を拒否された、ともめたような記憶もあるが…。
 しかしまぁ、池上氏でも湯浅氏でも、ジャーナリストとしての心があり、多少気兼ねせずに物申せる立場であれば、誰でもいえることだ。
 朝日のゼネラルエディターによると、『民主主義を支え活字文化を守るためには、知識への課税は最小限度にとどめるべきだ』という。なんか建前というか、きれいごとすぎますね。だったら、軽減税率で消費税0%でもいい。しかしそこまで主張し、実現してしまうと、「財源の穴埋め」として他への課税が重くなって、暴動でも起きるだろう。とにかく世間の批判をやり過ごすには、ふれない、目を背ける、ということじゃないですかね。
 新聞は軽減税率に向き合うべき。

いにしえ(?)の電波ソング

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 「ネコミミモード」とは、30~40代くらいの中年オタクにとってクッソなつかしい電波ソング。意味不明な(あるいは意味のない)歌詞だけど、当時はこんなんでも許される深夜アニメのノリと、妹キャラブームがあった。
 それを歌うだけじゃなくて、さらに電波なMV(褒めてます)をかぶせるのか・・・。
 「巫女巫女ナース」も歌って♪

ゲームの秘境

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 朝日新聞支局長の取材なのに、書き出しの文章が「川口浩探検隊」(往年の名物番組。世界の秘境をめぐって大発見するが、実際はヤラセ)みたいで笑う。

 パキスタンでは、腕があっても旅費の工面ができない貧乏な若者、また治安の悪い国なのでそもそもビザが申請できないとか、様々な困難があった。まんま格闘ゲームみたいな世界だなぁ。

「マンガ図書館Z」で面白そうなやつ。

 絶版マンガを無料公開している「マンガ図書館Z」でよさそうな漫画を探したら、「ホセ・リサール」というのがあった。あの、スペインの植民地だったフィリピンで、英雄になったリサールの漫画か~。あったんだ。これは読んでおかねば。

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 ホセ・リサールというと、日本人にとってはなじみがない歴史上の人物だろうが、フィリピンでは「リサール・デー」とか「リサール法」が存在するくらいの偉人。

リサール デー - フィリピンのイベント・お祭り|エクスペディア

 

 すでに知っている作品としては、「栄光なき天才たち」がオススメですね。提供出版社が集英社ではなくゴマブックスとなっていて、全話が収録されていない。比較的長いエピソードが中心。円谷幸吉の生涯は、悲しく、重い。

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紙幣の基準

 どういう基準で、紙幣の肖像は選ばれているのか。その時々の風潮というか、時代のを流れは感じる。

 昔は板垣退助伊藤博文聖徳太子と、政治家・政治指導者だったが、やがて福沢諭吉夏目漱石のような文豪または思想家になった。
 樋口一葉が5千円札に選ばれたときは、「初めて女性」と話題になったことを記憶している。今度の津田梅子は、引き続き女性枠であり、また、女子教育の普及者ということで、大河ドラマ「八重の桜」や朝ドラ「あさが来た」のような近年の注目を反映しているのでは。
 そして実業家、経済人から渋沢栄一。他にエコノミストの評価が高い人物としては、高橋是清元蔵相などもいる。が、朝日新聞財務省に取材した記事によると、選択基準として「政治家や軍人を外す」という。一応そういう配慮をしているんだ。